A05-05:広告を打つなら、受け皿はLP1枚
広告の受け皿は、出口を1つに絞ったLPです。
第5章、人を集める道の話です。前の記事で、土台がないまま広告を打つと、来た人が素通りするとお話ししました。では、広告で来た人を、どう受け止めるか。広告には、専用の受け皿があります。
広告で伝えることは、1つに絞る
まず、広告の基本を1つ。広告で伝えることは、1つだけにします。
あれも、これも。そう欲張ると、かえって何も伝わりません。1つの商品、1つのお知らせ、1つの申込み。これに絞るからこそ、広告は効きます。
第3章でお話しした「お客様の言葉に翻訳する」のときと、同じです。言いたいことを1つに絞る。そこから、すべてが始まります。
LPは、ふつうのホームページと違う
広告で伝えることを1つに絞ったら、その受け皿を用意します。それが、LPです。
LPは、ランディングページの略です。英語で着地を意味する言葉から来ていて、広告で興味を持った人が、最初に着地する1枚、という意味です。日本語では、着地ページとも言います。最近は、経営者のあいだでも「エルピー」と呼ぶ人が増えてきました。
このLPは、ふつうのホームページとは、つくりが違います。違いは、大きく3つあります。
- 縦に、長い。1枚のページで、深くたっぷり説明します。情報量が多く、上から下まで読むうちに、興味がふくらんでいく作りです。
- 他のページへ移るボタンが、極端に少ない。ふつうのホームページのような、あちこちへのリンクが、ほとんどありません。
- 申込みフォームへ飛ぶボタンが、1つ。これが主役です。読み進めた人が、最後に「申し込む」へ進む。その1点に向かって、ページ全体ができています。
広告で興味を持った人が、LPで深く知り、申込みフォームへ進む。この3つが、一直線につながっているのです。
なぜ、出口を1つに絞るのか
ここで、ふしぎに思うかもしれません。なぜ、わざわざ他のページへのボタンを減らすのか。多いほうが、親切ではないか、と。
理由があります。せっかく広告で興味を持ってくれた人を、わき道にそらさないためです。
他のページへのボタンがたくさんあると、どうなるか。読んでいる途中で、別のページが気になって、そちらへ行ってしまう。そして、申込みのことを忘れてしまうのです。
人の興味は、移ろいやすいものです。だから、出口を1つに絞る。「申し込む」以外の道を、あえて作らない。そうすると、申込みまでたどり着く人が増えます。
第4章でお話しした、コンバージョンレート。来た人のうち、何人が申し込んだか、という割合です。出口を1つに絞るほど、この割合は上がります。広告で呼んだお客様を、迷わせずに、申込みまで導く。それが、LPの役目です。
LPは、広告とセットで使う
最後に、使いどころです。
LPは、ふだんから人を集めるための道具ではありません。広告でお金をかけて人を呼ぶ、そのときの受け皿として使う、特殊な1枚です。
第2章で、ホームページにはいろいろな型がある、とお話ししました。会社案内型や、サービス受注型などですね。LPは、それらとは別ものです。ふだんの集客は、会社のホームページ全体でおこなう。広告を打つときだけ、専用のLPを用意する。こう使い分けます。
では、広告を使わない、ふだんのホームページは、どうやって成果につなげるのか。この受け皿全般の話は、この先の「A05-07:人を集めても、受け皿が悪いと成果は出ない」でくわしくお伝えします。
広告には、広告の受け皿を。覚えておいてください。
この記事のまとめ
- 広告で伝えることは、1つに絞る。欲張ると、何も伝わらない。
- 広告の受け皿が、LP(ランディングページ/着地ページ)。広告で来た人が最初に着地する1枚。
- LPは、縦に長く、他ページへのボタンが少なく、申込みフォームへのボタンが主役。
- 出口を1つに絞るほど、わき道にそれず、申込み率(コンバージョンレート)が上がる。
- LPは、広告とセットで使う特殊な1枚。ふだんの集客はサイト全体で。