A03-02:自社の強みは、社長が当たり前と思っていることの中にある

強みは、どこか遠くにあるものではありません。毎日やっている、当たり前のことの中に埋もれています。

「うちには強みなんてない。」
そう思っている社長ほど、自社が見えていないだけのことが多いのです。

前の記事で、ホームページは「誰に、何を見せて、どう動いてほしいか」で決まる、というお話をしました。

そのうち「何を見せるか」の中心になるのが、自社の強みです。では、その強みをどう見つけるか。今回はそこを考えます。

目次

強みは、すでに会社の中にある

「うちには、強みなんて特にないんです。」

仕事柄、この言葉を何度も聞いてきました。でも、話を聞いていくと、強みのない会社はありません。1つもない、ということはまずないのです。

ないのではなく、見えていないだけ。そういうことが、とても多いのです。

当たり前すぎて、自分では気づけない

なぜ見えないのか。理由ははっきりしています。毎日やっていることは、特別だと思えないからです。

たとえば、急な注文に翌日対応できる段取りのよさ。何十年と続く取引先との信頼。長年かけて身についた職人の手仕事。お客様ごとの細かい融通。こうしたものは、本人にとっては空気のように当たり前で、「こんなのは、どこでもやっているだろう」と思っています。

ところが、よそから見ると、それは簡単に真似できないことだったりします。本人が「当たり前」と思っているそのことが、実はいちばんの強みだった。こういう場面に、何度も出会ってきました。

強みは、外から見たほうが見つかる

ここが大事なところです。強みは、中にいる人ほど気づきにくい。当たり前に埋もれているからです。

だから、外からの目があると見つかりやすくなります。社内では空気になっていることを、外から来た人間が「それ、すごいことですよ」と拾い上げる。第三者の目が入ると、見えていなかった強みが浮かび上がってきます。

当社の場合は、社長や社員さんにお話を聞きながら、その会社の良さを1つひとつ探り出していきます。何気ない一言の中に、強みのかけらが隠れていることが多いからです。

見つけた強みは、ホームページの軸になる

掘り出した強みは、そのままホームページの軸になります。

前の記事で考えた「何を見せるか」。その中心に、この強みが座ります。強みがはっきりすると、どんな言葉を載せるか、どんな写真を使うか、何を一番に見せるかが、自然と決まってきます。逆に、強みがあいまいなままだと、ページ全体がぼやけます。

なお、話を聞いても「やっぱり、うちは特徴のない普通の会社で……」となることもあります。そんなときの考え方は、次の記事A03-03:強みは、見つからなければ作ればいいでお話しします。

そして、見つかった強みをお客様に伝わる言葉へ変える方法は、その次のA03-04:自社の強みは、「お客様視点」の言葉に翻訳するで考えていきます。

この記事のまとめ

コレだけ!1分で復習
  • 強みのない会社はない。ないのではなく、見えていないだけ
  • 毎日の当たり前の中にこそ、いちばんの強みが埋もれている
  • 強みは、中にいる人ほど気づきにくい。外からの目で見つかる
  • 見つけた強みが、ホームページの「何を見せるか」の軸になる
小田朋和
(有)イオアート 代表取締役・IT経営コンサルタント
人情の街として知られる東京都葛飾区を拠点に創業25年以上。中小企業経営者のIT経営をサポート。「売り込まない・中立・わかりやすく」をモットーに、経営者の隣でITを経営の力に変えるお手伝いをしています。行政機関・経営者団体・大学・高校からの講師依頼も多く、「難しいと思っていたITが、楽しく理解できた」という声をいただいています。「社長」よりも、「先生」と呼ばれることの多い25年でした。
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